SEOを社内で回そうとするとき、つい記事づくりから手をつけたくなります。でも、うちが先に用意するのはレギュレーション、つまり品質の判断基準です。ここが無いまま書き始めると、あとから効いてきます。
結論:記事を書き始める前に、レギュレーションを先に決める
内製化で先に決めるのは記事の書き方ではなく、トンマナ・NG表現・チェック基準といった判断基準です。基準が先にあると、書き手やAIが変わっても品質がぶれません。
SEOレギュレーションは、「何を良しとして公開するか」を言語化したものです。記事制作から入ると、一本ごとに書き手の感覚で判断がぶれます。先に基準を決めておけば、その判断を毎回ゼロから考えなくて済む。内製化は、書き始める前に8割が決まっている、という感覚です。
残すべきは成果物ではなく、判断の基準。
レギュレーションに何を入れるか
まず決めたいのは、トンマナ・NG表現・チェック基準、そして薬機法・景表法などの法規チェックです。細かなルールより先に、この「何を判断するか」の枠を置きます。
- トンマナ:文体や語調の基準
- NG表現:使わない言い回し。誇大表現や成果保証のような表現
- チェック基準:公開前に何を確認するか(事実・出典・表記)
- 法規チェック:薬機法・景表法など、業種で外せない観点
最初から完璧なルール集を作る必要はありません。まずは枠を決めて、運用しながら埋めていく。細かい文言は後から足せますが、枠が無いと何を足すかも決まりません。
なぜ順番が大事か
基準が無いまま量産すると、増やすほど全体の品質が落ちます。書き手やAIが増えるほど、判断のばらつきが積み上がるからです。
記事を増やす段階で基準が無いと、一本ごとの判断が人に依存します。書き手が変わるたびに当たり外れが出て、後からまとめて直す手戻りが生まれる。順番を「基準→制作」にするだけで、この手戻りを減らせます。
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AIで書くほど、レギュレーションが効く
AIで記事を作るほど、チェック基準の重要度が上がります。速く大量に作れる分、「それっぽい間違い」を止める仕組みが要るからです。
うちはチェックを三段で組んでいます。
- 情報源は実在するURLだけを集める
- 文単位でファクトチェックする
- 薬機法・景表法を機械的に検査する
AIに書かせるほど、この検品がレギュレーションの一部として効いてきます。速さより、まず信頼。基準があるから、AIを使っても品質を一定に保てます。
レギュレーションは「人」でなく「仕組み」に載せる
作った基準は、担当者の頭ではなくドキュメントに残します。人に依存させると、その人が抜けた瞬間に振り出しに戻るからです。
レギュレーションを一人の判断に置くと、それは属人化です。基準・体制・報告といった仕組みに載せておけば、担当が代わっても同じ判断が回る。内製化は「人を採ること」ではなく「判断を仕組みとドキュメントに残すこと」だと思っています。
まとめ
SEOレギュレーションは、記事の前に「何を判断するか」を決める作業です。トンマナ・NG表現・チェック基準・法規チェックの枠を先に置き、運用しながら埋めていく。
完璧なルール集を最初から作る必要はありません。まず枠を決めて、AIや複数人で書いても品質がぶれない土台をつくる。そこから自社に合わせて更新していくのが、現実的な進め方です。
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